気づいていなかった。3歳児検診で言われるまで、発達障害だと思っていなかった話

正直に言います。

まったく、気づいていませんでした。

次男が発達障害だと知ったのは、3歳児検診のときです。それまでの私は「個性が強くて面白い子だな」と、わりと好意的に見ていました。

心配していなかった。それが本当のことです。

目次

手をつないで歩けない子だった

次男は、一緒に歩くのが難しい子でした。

手をつないでいても、気になるものがあると引っ張られてしまう。目的地までたどり着くのに、普通の倍以上かかる。

でも当時の私は「好奇心が強いんだな」と思っていました。怒ることはあっても、「何かがおかしい」とは考えなかった。

ショベルカーを「アリラリー」と呼んでいました。

自分だけの言葉を持っている子。そう思っていました。

プレ幼稚園で脱走しても

プレ幼稚園に通わせていたころ、次男はよく脱走しました。

周りのお子さんが席についてお利口に授業に参加していてもうちの子は廊下に出ていて戻ってこない。

席についたとしても、気分を盛り上げないと真面に参加しない。

砂場でおもちゃの車輪が回るのをひたすら眺めて、みんなと一緒に動かない。

うちの子だけやめて、ちゃんとしてよ——  
そんな気持ちしかありませんでした。  
発達障害かも、なんて頭の片隅にもなかった。

日によってブレもなかったので、余計にそう見えていました。

3歳児検診で、いきなり言われた

検診の列に並んで、順番を待っていました。

問診のとき、医師の先生にこう言われました。

「ほぼ発達障害に間違いないでしょう、専門の病院で診断を受けてください。」

頭が真っ白になりました。

まさか、そんなはずは——と思いながら、でも言葉が出なかった。あのときの感覚は、今でも覚えています。

信じられなくて、病院を3軒まわった

1軒目の結果を、すぐには受け入れられませんでした。

2軒、3軒とまわりました。発達障害について書かれた本を読み漁りました。それでもしばらくは「うちの子に限って」という気持ちが消えなかった。

ようやく受け入れられるまで、時間がかかりました。

気づいていなかった私が、今思うこと

あのとき気づけなかったのは、私がいい加減だったからじゃないと思っています。

「個性」と「特性」は、外から見ると本当に似ています。特に小さいうちは。好奇心旺盛に見える、マイペースに見える、こだわりが強く見える。全部「そういう子なんだ」で説明できてしまう。

だから気づけなかった。それだけのことだと、今は思っています。

もし今、胸がざわっとしているお母さんがいたら。
その『ざわっと』を大事にしてほしいです。
気になっているだけで、十分すごいと思います。

→ 次の記事:発達障害だけじゃなかった。読み書き障害に気づくまで

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